山寺への寄り道を堪能した芭蕉は、最上川を船で下ろうと大石田を目指す。山形を南北に貫く大河は、この辺りから激しく蛇行を繰り返す。
険しい断崖に遮られ、ほぼ直角に西へ向きを変える辺りに船着き場があった。<左右山覆い、茂みの中に船を下す>と芭蕉は記す。
季節は7月の上旬。峡谷を縫うように流れる最上川の水かさはすこぶる多い。大石田での歌仙で詠んだ発句<五月雨を集(あつめ)て涼し最上川>を手直しした。
<五月雨をあつめて早し最上川>。船で下って初めて、身の危険を感じるほどの激流だと分かったのだろうか。川風の涼しさを楽しむどころでなかった。
そのまま船旅を続ければやがて酒田に着く。「最上川は人々の生活を潤し、文化を育んできた。山形の母なる川に芭蕉も魅了されたことでしょう」と米沢女子短大非常勤講師の梅津保一さん(78)は話す。
(写真部・庄子徳通、小林一成)
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