山寺への寄り道を堪能した芭蕉は、最上川を船で下ろうと大石田を目指す。山形を南北に貫く大河は、この辺りから激しく蛇行を繰り返す。
険しい断崖に遮られ、ほぼ直角に西へ向きを変える辺りに船着き場があった。…