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うたの泉(1429)物語の続きのやうな妻の絵の 「雪の降る町」雪橇がゆく/窪田雅夫(くぼた・まさお)(1935年~)

 妻が描いた絵は「雪の降る町」。哀愁を帯びた歌も思い出します。橇(そり)を引くのは馬かトナカイでしょうか。青白く寂しい風景に妻が添えたロマン。人も絵も「物語の続き」を生きているのかもしれません。<亡き父の柔道着にて足袋を縫ふ若き母ありき戦ののちを>は戦後の物資が少なく貧しい日々に懸命に生きた母の姿が…

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