三陸鉄道の車窓に復興物語 西野亮広さんの作品展示し来春「光る絵本展」

光る絵本展が開かれる三鉄車両のイメージ
光る絵本展が開かれる三鉄車両のイメージ

 東日本大震災の発生10年に合わせ、岩手県の復興の歩みと未来を考えるイベント「光る絵本展in三陸鉄道~それぞれの約束。それぞれの10年~」が来年3月12~16日、三陸鉄道の車内で開かれる。任意団体「ドリーム・シード・プロジェクト」(盛岡市)の主催で次の10年を担う人材の育成につなげたいと企画した。
 イベントでは、絵本作家としても活躍するお笑いコンビ「キングコング」の西野亮広さん作の絵本「チックタック~約束の時計台~」を、盛駅(大船渡市)と宮古駅の間を走行する列車内で展示する。1日3往復の予定。
 フィルム画44枚を背面から発光ダイオード(LED)で照らす。繊細な絵が車窓などに浮かび上がり、幻想的な雰囲気を醸し出す趣向だ。
 クラウドファンディング(CF)で開催資金を募っており、今月31日まで専用ホームページで受け付ける。金額に応じて三鉄グッズや乗車チケットなどを贈る。
 三鉄は震災や昨年10月の台風19号で甚大な被害を受けたが、今年3月に全線復旧を果たした。イベントは岩手の復興の象徴となった三鉄と、困難な状況を粘り強く乗り越えていく絵本の物語を重ね合わせた内容になる。
 災害や「岩手の希望」について広く考えてもらうため、釜石駅では期間中、復興や未来への思い、三鉄へのメッセージを書いたちょうちんを飾る。
 ドリームは2016年の設立以来、復興や将来を担う人材を育成しようとさまざまなイベントを開いてきた。山崎智樹代表(40)は「復興の歩みを振り返り、未来を一緒に考える機会にしたい」と話す。
 連絡先はドリーム019(601)7127。

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