世界で一番すばらしい俺 工藤吉生 著
粘膜むき出しの、ひりひりした痛みが伝わってくる。失恋、自殺未遂、交通事故、孤独…。苦しみを言葉にすることで、精神の均衡を図ろうとしているかのようだ。
著者は仙台市
「東北の本棚」は、地元にゆかりの深い著者の本、東北を舞台にした本などを紹介するコーナーです。小説、評論、ルポルタージュ、写真集、絵本など、さまざまな本を厳選して生活文化部の記者が紹介します。