閉じる

<東北の本棚>自分の弱さに向き合う

世界で一番すばらしい俺 工藤吉生 著

 粘膜むき出しの、ひりひりした痛みが伝わってくる。失恋、自殺未遂、交通事故、孤独…。苦しみを言葉にすることで、精神の均衡を図ろうとしているかのようだ。

 著者は仙台市に住む41歳の歌人。2017年に短歌結社「未来」の未来賞を、18年に第61回短歌研究新人賞を受賞。初

関連タグ

最新写真特集

東北の本棚

「東北の本棚」は、地元にゆかりの深い著者の本、東北を舞台にした本などを紹介するコーナーです。小説、評論、ルポルタージュ、写真集、絵本など、さまざまな本を厳選して生活文化部の記者が紹介します。

ライブカメラ