「第九」の名で親しまれているベートーベンの交響曲第9番が日本で初演されたのは第1次大戦中の1918年6月、徳島県鳴門市にあった板東俘虜(ふりょ)収容所でドイツ兵の捕虜たちによるものとされる。彼らに人…