被災の旧粕川小解体 宮城・大郷町方針

解体されることになった旧粕川小

 宮城県大郷町は25日、昨年10月の台風19号で甚大な被害を受けた同町粕川の旧粕川小を解体することを決めた。解体撤去費を含め、5億2207万円を増額する本年度一般会計補正予算など2議案が同日の町議会臨時会で原案通り可決された。

 解体は、豪雨で決壊した吉田川堤防沿いにある町所有の学校用地が、国の堤防改修事業用地に入ったため。旧粕川小は2012年の閉校後、社会教育や障害児の施設として利用されていたが、豪雨で約1・7メートル浸水し、築47年と老朽化も進んでいた。

 町は今回、学校用地約7000平方メートルを国に売却し、校舎など建物の解体費用と損失補償金として国から得る額の計5億2093万円を財産売り払い収入として補正予算の歳入に計上。

 歳出では解体撤去事業費に2億1185万円を充当。3億908万円は公共施設整備基金に積み立て、来年度からの復興事業に生かす。町によると解体は2月ごろに着手し、10月ごろに完了させる見通し。

関連タグ

河北新報のメルマガ登録はこちら

企画特集

先頭に戻る