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河北春秋(1/3):作家の故井上靖さんが随筆『元日のこと』で…

 作家の故井上靖さんが随筆『元日のこと』で、1970年代半ば、60代後半で迎えた新年のことを書いている。年越しで書斎を片付けた後、明け方に眠りに就く。目が覚めると、車の音一つしない、一年で一番静かな日が来ていた▼縁側で椅子に座って新聞を読んだ後、家族ととそを祝う。再び書斎に戻り、年賀状に目を通す。そ…

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