陽光と寒風、うま味に 宮城・女川で天日干し始まる

寒風の下、天日干しされるサンマ

 全国有数のサンマ水揚げ量を誇る女川町で8日、冬の風物詩「サンマの天日寒風干し」が始まった。
 町内の水産加工会社「ヤマホンベイフーズ」が特製塩だれに漬けたサンマ約7000匹を串に刺して用意。小雪が舞う中、従業員らが工場敷地内の木のやぐらにつるした。乾燥した北西からの風と陽光にさらして水分と臭みを飛ばす昔ながらの製法で、およそ半日かけてうま味を引き出す。
 作業は天候の良い日を選んで3月末まで続く。全国の百貨店やスーパー、インターネット通販など向けに約50万匹を出荷する。
 女川魚市場の昨年のサンマ水揚げは約5060トン。記録的不漁だった一昨年を1割上回ったが、低調が続く。山本丈晴社長(52)は「小さい魚体も有効に使いたい。新型コロナウイルス禍で帰省できない地元出身の方にも手にしてほしい」と話した。

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