東北楽天の則本昂、三重で自主トレ 先輩田中から巣立ち、滝中ら初指導

後輩との自主トレーニングに励む則本昂=16日、三重県内(楽天野球団提供)

 東北楽天の則本昂が大学時代を過ごした三重県内で自主トレーニングを行っている。右腕はプロ入り2年目から昨年まで元チームメートの田中将大らと一緒に汗を流していたが、独立。16日の非公開練習後、オンライン取材で「田中さんの下で7年間、たくさんのことを吸収できた。一流の方から受け継いだノウハウを後輩に伝えたい」と充実した表情で語った。
 滝中、高田萌、弟の則本佳と共に5日にトレーニングを開始し、16日はキャッチボールやランニング、投内連係で体を動かした。偉大な先輩の下から巣立って行う自主トレーニング。昨年12月に30歳となり、心境の変化があったという。「そろそろ技術を伝えたいと思っていた」と自覚を口にする。
 後輩を指導するのは初めての経験だ。「難しさを感じている」と話す一方、「指摘する中で、自分が教わってきたことを再確認でき、有意義な時間となっている。後輩の人生に関わることなので、責任感を持って面倒を見たい」と力を込める。
 昨季は新型コロナウイルス感染拡大による春先の活動休止中の調整に失敗し、わずか5勝に終わった。「今年もいつ活動停止になるか分からない。練習できる間に体をつくろうと、例年よりも多めのメニューに取り組んでいる」と話す。
 今季の目標は15勝。ちょうど通算100勝に到達する数字を意識する。「去年と同じような失敗をしないように、1年間いいパフォーマンスを出せるように、臨機応変に対応していく」と意気込んだ。(狭間優作)

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