乗り合いタクシー「ぐるりんあきう」試験運行開始 初のフルデマンド型

住民に見送られ、出発する秋保地区の地域交通「ぐるりんあきう」

 仙台市太白区秋保町で18日、予約制の乗り合いタクシー「ぐるりんあきう」の試験運行が始まり、秋保総合支所で出発式があった。市内4カ所目の地域交通で、初めてとなる時刻表や停留所のないフルデマンド型。3月31日まで運行する。

 ロゴマークや愛称を考えた地元の主婦や小学生らがテープカットし、車両の出発を見送った。早速利用した秋保中2年の沼田龍之介さん(14)は「これまでは母に学校まで送ってもらっていたが、これからはタクシーで行ける」と喜んだ。

 住民組織「秋保地区の交通を考える会」が運営主体となる。公共交通の空白地の西部と南部の2カ所を発着エリアに、県道仙台山寺線を中心とした秋保町全域を走る。

 運行は平日午前6時~午後7時。午前に利用する場合は前日午後4時まで、午後に利用する場合は当日午前11時までに電話で予約する。運行事業者は秋保交通(太白区)。車両は乗客定員4人のセダンを利用。観光客も使うことができる。

 運賃は馬場、秋保、湯元の3小学校区で分かれる。同一学区内の移動は一律200円、隣接学区までは400円、二つ先の学区までは600円となる。市の地域交通支援制度を活用し、70歳以上と障害者は100~120円。小学生-大学生には割引制度がある。

 試験運行は、運賃や企業協賛金などの収入が運行経費の5%を超えれば、最大1年間の試験運行や実証運行に移行する。

 考える会の及川純一会長(67)は「課題を解決しながら本格運行に向け、粘り強く進めたい」と語った。郡和子市長は「ぐるりんあきうが地域の足を担い、大勢の観光客に愛され、地域に根付くことを期待する」と述べた。

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