「思い出した。掲げ続けるんだと覚悟を決め、『がんばろう!石巻』と看板に書いたんです」
東日本大震災の発生から1カ月後。石巻市門脇で配管工事業を営んでいた黒沢健一さん(49)は、津波で甚大な被害を受けた店舗兼自宅跡に看板を建てた日を振り返った。
自身も津波に襲われ、松の木の上で一晩を過ごした。翌日、避難所で妻と再会できたが、慣れ親しんだ街は「がれきの海のよう」になっていた。
避難住民を励ましたい。考えた末、メッセージを掲げることを決めた。本当に役に立つのか、批判を受けるのではと葛藤もあった。「勇気づけられた」「私も頑張る」と声を掛けられ、救われた気がした。
復興が進むにつれ、多くの人が集うようになった。手を合わせる人、花を手向ける人。「追悼の場」にもなっていたのだと気付かされた。
看板は来月開園予定の「石巻南浜津波復興祈念公園」の一角に残ることが決まった。それに合わせ、地元の中学生と3代目となる看板を制作する予定だ。「若い世代につなげていきたい」。黒沢さんは前を見据えた。(写真部・伊深剛)
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