東日本大震災で宮城県南三陸町の防災対策庁舎は大津波に襲われ、災害対策本部で対応に当たった町職員33人を含む計43人が命を落とした。大切な人を失った遺族は、心の折り合いをつけながら10年間の歳月を歩ん…