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河北春秋(3/4):作家の野坂昭如さんの『火垂るの墓』は、戦…

 作家の野坂昭如さんの『火垂るの墓』は、戦争で親を亡くした14歳の兄と4歳の妹が終戦前後の混乱の中、栄養失調で無残な死を遂げる短編。ホタルは、はかなく消えた二つの命の鎮魂と悲しみを表していた▼1歳4カ月の妹が餓死した野坂さんにとって、小説は自伝的要素が濃い。だが、実際は作中の兄のように優しくはなかっ…

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