デスク日誌(3/27):若年女性転出

 東北は、若い女性が圏外に転出する割合が最も多い地域で、女性たちは男性以上に東京を目指す傾向があるという。一体、なぜ? 当の女性たちを対象に調査した、東北活性化研究センターのオンライン報告会を興味深く聞いた。
 東北から出ていく一番の理由は、やりたい仕事や、やりがいのある仕事がないため。結果として、希望をかなえる機会が多い東京が選ばれている。
 女性たちは地方居住の条件として、正社員として長く働ける企業や多様な職場、結婚・出産しても不利にならず、ライフデザインに対応できる労働環境を求めているという。
 現状はどうか。「性別により仕事の担当が決まっている」「重要な仕事は男性に担当させることが多い」。20~40代の女性正社員の過半数がこう感じている。
 コロナ禍が女性就業者の多い宿泊業や飲食サービス業を直撃し、失業者や若年の自殺者が増えている。将来が見通せず不安感が高まる中で、若い女性が職業や家庭を持ち、自立して東北で生きていけるようになるにはどんな手だてが必要か。取材を進めていきたい。
(生活文化部次長 足立裕子)

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