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(1)山脈の一か所蹴つて夏の川/正木 ゆう子(1952年~)

 緑の山々は連なり、青空を背景にして、くっきりとした稜線(りょうせん)を浮かび上がらせています。そのでこぼことした1カ所が崩れたように大きくへこみ、そこから勢いよく夏の川が流れていきます。山からほとばしる川は、勢いを持った澄んだ流れを想像させて爽快です。山を蹴破って川になった、湖ができたという神話は…

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秀句の泉

 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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