サツマイモに赤紫の花 本州ではまれ 「アサガオかと…」

 宮城県大和町鶴巣大平の畑で今月、サツマイモの花が咲いているのが見つかった。専門家によると、国内では温暖な沖縄や九州南部で開花することがあるものの、本州では珍しいとされ、関係者を驚かせている。

 近くに住む農業高橋房子さん(82)が7日朝、畑の様子を見に来て発見した。栽培する安納(あんのう)芋の苗約20本のうち1本だけ花を付けた。緑や紫の葉に隠れ、赤紫の花が数輪開いている。

 約30年前から2、3年おきにサツマイモを栽培してきたという高橋さんは「アサガオかと思った。花を見たのは初めて」と言う。複数の知人に見せたところ「見たことがない」と一様に驚いていたという。

 サツマイモは一般に、高温で日が短くなると咲く傾向があり、本州ではめったに開花しないとされる。

 東北大学術資源研究公開センター・植物園(仙台市)の伊東拓朗助教(植物分類学)は「植物体に何らかのストレスがかかり、種を保存しようと花を咲かせたのではないか」と話す。

紫色の花が咲いたサツマイモ=11日午前8時5分ごろ、大和町鶴巣大平
河北新報のメルマガ登録はこちら

企画特集

先頭に戻る