ボランチ、多士済々 個性ある5人がしのぎ削る ベガルタ宮崎キャンプ

ボランチを争う(左2人目から)吉野と梁勇基、鎌田=8日、宮崎県総合運動公園陸上競技場

 J2仙台は宮崎市での3次キャンプ第7日の12日、宮崎県内で非公開の練習試合を行った。

梁勇基「チーム力上がる」

 J2仙台のボランチの座を巡る争いが活気づいている。2人の実力者が不在の中、それぞれに個性のある20~40歳の5人がしのぎを削る。有力候補の梁勇基は「キャリアは関係ない。若手とベテランが競うことで、自然とチーム力が上がっていく」と激しいポジション争いを歓迎する。

 現状ではセンターバックから配置転換された吉野が一歩先を行く。持ち味の守備力の高さと展開力が、原崎監督の戦術に合致する。それでも「間違いなく厳しい競争。そこに打ち勝っていかないといけない」と気を引き締める。

 4日のJ1清水との練習試合で、吉野とコンビを組んだのは梁勇基。精度の高い右足のキックは攻撃の起点となり、セットプレーでも威力を発揮する。主将がピッチの中心にいることは、チームの精神的な支えになりそうだ。

 18年目の富田が後を追う。各選手のタイプが違うからこそ、守備を武器とするこれまでのスタイルを貫く。「持ち味を出しつつ、チームを勝利に導くようなコーチングを意識している。うまくボールを回していきたい」と意気込む。

 フォギーニョも、順調な仕上がりだ。「十分なプレーができなかった昨季の経験をポジティブな力に変える。選手間の競争に入っていきたい」と挽回を期す。

 主力として期待されていた松下は、別メニュー調整が続く。新加入のデサバトは新型コロナウイルス対策の新規入国制限の影響で、いまだに合流時期が見通せない。

 仙台は3日、J3福島から鎌田を獲得した。スルーパスなどを特長とする攻撃的なボランチの加入は、定位置争いをさらに激しくさせる。開幕戦まで残り1週間。レギュラー獲得の行方はまだ分からない。
(丹野大)

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