洗剤・オーガニック 食材量り売り ゆむら商店 【特集】要る分だけ量り売りneo
食品も日用品も 目指すはごみゼロ





仙台と神奈川に住む姉妹が、実家の酒販店を改装。昨年9月、ごみを極力出さないことを目指す「ゼロ・ウェイスト」ショップとして新たに開いたのが「ゆむら商店」だ。
竹製の歯ブラシやシリコンの麺棒、ステンレス製ストローなどプラスチック以外の素材を使った日用品、職人の手仕事品をセレクトしている。包装されていない固形石けんは、製造元の福祉施設に店主が容器を持参し直接買い付けるなど、仕入れからごみ減量を心掛ける。
人気なのは量り売りする洗剤やオーガニック食材。「ひよこ豆のコンキリエ」(100g205円)や「北海道産黒豆のソイミート」(同280円)など珍しい食品が多く、少量ずついろいろな種類を試せるのは量り売りならでは。「ショートパスタは数分でゆで上がるので、スープのちょっとした具材として便利」「白アーモンドはアーモンドミルクにしても」など、食べ方を店主にアドバイスしてもらいながら選ぶのも楽しい。
商品を入れる容器は、空き瓶やふた付き保存容器、布袋など自宅から持参する以外に、返却すれば返金される「デポジット瓶」や来店者が寄付した無料瓶を活用できる。
大崎市岩出山下川原10-2
営/金・日・月曜
10:00~15:00
(河北ウイークリーせんだい 2022年3月3日号掲載)