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洗剤・オーガニック  食材量り売り ゆむら商店 【特集】要る分だけ量り売りneo

食品も日用品も 目指すはごみゼロ

食器用、衣類用洗剤の他、粉せっけんや重曹などをラインアップ
ゆむら商店を開いた湯村香子さん
古材を活用して実家の酒販店をリノベーション
オリーブオイルを購入する常連客。市販のオリーブオイルの空き瓶を持参
白アーモンド3 5 g 、カカオ70%でココナツチップフェア トレードのチョコレート45g、ノンオイルのミックスレーズン32g、古代種ティミリア小麦のトルティリオーニ200g で、計1155円

 仙台と神奈川に住む姉妹が、実家の酒販店を改装。昨年9月、ごみを極力出さないことを目指す「ゼロ・ウェイスト」ショップとして新たに開いたのが「ゆむら商店」だ。

 竹製の歯ブラシやシリコンの麺棒、ステンレス製ストローなどプラスチック以外の素材を使った日用品、職人の手仕事品をセレクトしている。包装されていない固形石けんは、製造元の福祉施設に店主が容器を持参し直接買い付けるなど、仕入れからごみ減量を心掛ける。

 人気なのは量り売りする洗剤やオーガニック食材。「ひよこ豆のコンキリエ」(100g205円)や「北海道産黒豆のソイミート」(同280円)など珍しい食品が多く、少量ずついろいろな種類を試せるのは量り売りならでは。「ショートパスタは数分でゆで上がるので、スープのちょっとした具材として便利」「白アーモンドはアーモンドミルクにしても」など、食べ方を店主にアドバイスしてもらいながら選ぶのも楽しい。

 商品を入れる容器は、空き瓶やふた付き保存容器、布袋など自宅から持参する以外に、返却すれば返金される「デポジット瓶」や来店者が寄付した無料瓶を活用できる。

大崎市岩出山下川原10-2 
営/金・日・月曜
  10:00~15:00

(河北ウイークリーせんだい 2022年3月3日号掲載)