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クロスバイク ってどうでしょう? 【特集】スポーツ自転車で行こう

ハヤサカサイクル 光井 理さん

 コロナ禍で自転車需要が高まっている中、「クロスバイク」「ロードバイク」といったスポーツ自転車を街で見掛けることが増えてきた。以前は愛好家向けのイメージが強かったが、通勤や通学で普段使いする人も少なくないとか。スポーツ自転車の入門編とも言われるクロスバイクの魅力や必要な装備品について、ハヤサカサイクルの光井理さんに教えてもらった。

スポーツ自転車って?

 「ママチャリ」の愛称で親しまれているのがシティサイクル。より速く走る機能を備えているのがスポーツ自転車で、クロスバイク(クロス)、ロードバイク(ロード)、未舗装路向けのマウンテンバイクなど多彩な種類があります。

 クロスとロードは大まかにハンドルの形で見分けられます。一般的にクロスはほぼ真っすぐで、ロードはラウンド形のドロップハンドル。ロードはより前傾姿勢になりややハードルが高いため、ママチャリからのステップアップはまずはクロスがお薦めです。

コロナ禍で人気アップ

 コロナ禍で、通勤・通学を公共交通機関から自転車に切り替えたいという方が、クロスバイクを購入することが多いと感じています。

 当店での売れ筋価格は6万円〜8万円ほど。「ママチャリ」と呼ばれるシティサイクルに比べて高価ですが、レース用の技術を反映させたフレーム構造や材質を使うことで、より快適に速く走れることが魅力です。

 そして、デザイン性の高さも人気の理由でしょう。細くシャープなフレームは見た目で「スポーティーさ、軽快さ」を感じられます。車体カラーも多彩。当店では、エメラルドグリーンが特徴のイタリアメーカーの製品が大人気です。格好いいですよ。

 趣味で始める方も多いです。年齢・性別問わず、一人、親子、夫婦などさまざまな方が楽しんでいます。大人数で行動するのが難しい状況が続き、自転車旅にも注目が集まっています。専用の袋に入れれば大体の自転車は公共交通機関に持ち込めるので、隣県などへの遠出もできます。

装備品、これはそろえたい!

 最低限用意したいのは自転車用ヘルメットとグローブ。ヘルメットは内側が発泡素材になっていて頭部への衝撃を和らげます。

 シールド付きは、砂やほこり、虫が目に入るのを防ぎます。軽さ、通気性、防臭力など性能の違いで価格は数千円〜数万円と幅があります。

 自転車用グローブは走りながらでも汗を拭えるように、生地の一部がタオル地になっているのが特長の一つ。暑い季節には指先がないタイプが人気です。

 硬めのサドルが多いので、もしお尻に痛みを感じるならクッション付きのインナーパンツがお薦め。専用アウターは、前屈姿勢で背中が出ないよう、後ろ丈が長くなっています。

ハヤサカサイクル仙台中央店
主任 光井 理さん
仙台市青葉区中央2-4-6
TEL022-398-8195
営/11:00〜20:00
休/第1火曜、臨時休あり

 スポーツ自転車は国内外の多数のブランドをセレクト。ヘルメットやグローブ、ウエアなど装備品も充実している。

(河北ウイークリーせんだい 2022年3月17日号掲載)

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