すずや／farina／Maar　【特集】はさむスイーツ

　春、４月。心浮き立つ季節が始まった。新年度最初の巻頭特集は「はさむ」をテーマに、すてきなスイーツを紹介する。手軽に手に取って楽しめる「サンド系スイーツ」を持って、さあ出掛けよう。

さっくりもなか　目にも楽しく

　多彩な「創作もなか」が人気の甘味処。春限定「いちごずんだ」は角田産秘伝豆の豊かな香りと粒々の食感を生かして作る自家製ずんだと求肥、大粒のイチゴのコントラストが鮮やか。スマホのカメラを向けたくなるような、目にも楽しいデザートだ。北海道産小豆、三温糖、塩だけで作った自家製粒あん入りの「いちごあんこ」も春限定で提供中。各550円、テイクアウト540円。

＜Point＞
　以前営業していたダイニングバーのデザート「カタラーナ」を、ずんだあんと一緒にもなかで挟み、テイクアウト用にアレンジしたのが「すずや」のルーツです。ワンハンドスイーツとして気軽に味わえ、見た目も楽しめるように工夫しています。

＜こちらもチェック！＞
　テイクアウト専用「バターサンド」はずんだ、抹茶小豆、ラムレーズン、いちじくチョコと季節の味の5種各1個入りセット1500円。

ふわふわ食感　手に取り頬張る至福

　バニラビーンズが香るシフォンケーキに、生クリームと季節の食材を挟んだ「シフォンサンド」は毎日3、4種類を提供する。春限定「桜シフォンサンド」（310円）は桜の葉の塩漬けと自家製小豆あんを混ぜたほんのり塩味のクリーム、塩バタークッキーのさくさくの食感がアクセントになっている。国産小麦粉やオーガニック系の食材を厳選し、焼き上げるクッキーとシフォンケーキにファンが多い。自家焙煎コーヒー豆も人気。

＜Point＞
　白砂糖を使わず、洗双糖やてんさい糖、国産小麦、白石産竹鶏卵で作ったシフォンケーキは、しっとり弾力があり、ふわふわの食感が身上です。カトラリーでつぶさず味わえるよう、フィルムごと手で取って頬張れる「サンド」スタイルで提供するようになりました。

＜こちらもチェック！＞
　季節の果物と猫をかたどったクッキーを挟んだ「フルーツシフォンサンド」（310円）は定番商品。表紙手前のイチゴの自家製コンフィチュール入り「苺シフォンサンド」（330円）も春らしい一品。

クリームあふれる　自家製もちもちワッフル

　あふれんばかりのミルククリームとフルーツを挟んだ「韓国ワッフル」（680円、学生証提示で500円）は、タピオカ粉を加えたもちもち感のある生地が特徴。中に潜むチョコレートのざくっとした歯ごたえも楽しめるいちごチョコとバナナチョコの他、キウイがある。他にも生地から手作りする自慢のワッフルを使ったメニューが充実。シフォンケーキのようなふわふわ食感からクッキーのようなさくさく食感まで4種類の生地を使い分ける。

＜Point＞
　イートインで人気のワッフルを自宅などでも楽しんでもらおうとサンドメニューを考えました。直径17㎝と大ぶりなワッフルも折り畳めば手軽に食べられます。クリームがはみ出ないよう横からかぶりつくのがポイント。

＜こちらもチェック！＞
　ふんわりワッフルでたっぷりのクリームを挟んだ「ワッフルサンド」（220円）。マロン、チョコ、チーズなどがあり、店内でセットメニューもある。

（河北ウイークリーせんだい 2022年4月7日号掲載）