NEWS！バラのとげに美容成分【特集】みやぎのコスメに恋して・４

　登米市に自社バラ園を持ち、化粧品のオリジナル成分の開発を行うナリス化粧品（大阪市）。同社は4月1日、とげと茎に活性酸素を消去できる新たな美肌成分を見つけたと発表した。

　活性酸素は細胞の老化を進め、シミやしわの原因になるとされる。今回の成分は中でも悪影響が大きい、特定の活性酸素に作用するという。化粧品にならず廃棄されてきた部分が、今後は原料として有効活用されそうだ。

　登米のバラ園で栽培されるバラは、その美しさを誰にも披露することなく手摘みされ、保湿性などの美容成分を含むエキスとなる。エキスは独自製法で香りごと抽出するので、無香料なのにほんのり香る化粧品のベースとなる。

花びらの成分を化粧品に―「コープ　フリーリア」

　ナリス化粧品のバラ園のバラの花弁から採った保湿や香りの成分を配合した。ラインアップはクレンジングや化粧水、メークアイテムなど23種。スキンケアアイテムを中心に、みやぎ生協45店舗で扱っている。

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Written by 鶴岡 彩
（河北ウイークリーせんだい2022年4月21日号掲載）