B2プレーオフ準々決勝 仙台、2勝1敗で準決勝進出

仙台―福島 第4クオーター、仙台・岡田(右)が相手選手をかわしシュートを決め、69―53と突き放す(庄子徳通撮影)

 プレーオフ準々決勝は9日、仙台市のゼビオアリーナ仙台で第3戦が行われ、東地区の仙台は72-57で福島に勝ち、2勝1敗で準決勝に進出した。

 仙台は13~16日に高松市の市香川総合体育館などで行われる準決勝で香川と対戦。決勝に進めば来季のB1昇格が決まる。

 仙台が終盤に突き放し、準決勝進出を決めた。第4クオーターに岡田の3点シュートなどでリードを広げた。バーレル、岡田、メインセが2けた得点。福島は第3クオーターに追い上げたが、最後に力尽きた。

ハードワーク貫き通す

 鍛え上げた守備を大一番で発揮した。仙台は最終盤に福島を振り切って準決勝に駒を進めた。

 「シュートが入るか入らないかはコントロールできないが、気持ちのこもったプレーはできる」。藤田監督が求めるハードワークを選手は40分間貫き通した。

 メインセはブロック、バーレルはリバウンド、田中はフットワークと、それぞれが持ち味を発揮する。攻守の切り替えの速い相手に走り負けず、主導権を譲らなかった。

 前日の第2戦からなかなか入らなかった3点シュートはこの日も前半はゼロ。重い扉を開いたのが岡田だった。第3クオーター、鮮やかに一本決めると、一気に流れを引き寄せた。

 今季は渡辺や沢辺ら負傷者が相次いだ時期に特別指定選手として加入し、チームの救世主となった。この試合でも外国籍選手と息の合った連係や個人技を披露し、日本人トップの16得点と攻撃の中心を担った。

 試合後、藤田監督は会場のブースターの前で誓った。「3日間、タフだった。福島の思いも背負ってB1昇格を勝ち取りたい」。準決勝は敵地香川。6季ぶりのB1復帰まであと2勝だ。

岡田躍動、流れ呼ぶ

 仙台が4点リードで迎えた第4クオーターに試合の主導権を奪い、勝負を決めた。このクオーターだけで9得点と躍動した岡田は「この10分で勝敗が決まると思い、強いプレーを意識した。タフな3連戦を勝ち越せて良かった」と語った。

 岡田のスチールが流れをつかむきっかけになった。福島の攻撃から始まった第4クオーター。ゴール下でのパスを触り、ターンオーバーを誘う。仙台の攻勢が強まり出すと、岡田はミドル、3点、レイアップと多彩なシュートで得点を重ね、リードを広げた。藤田監督も「あっぱれ」とたたえるほどの活躍ぶりだった。

 総力戦で乗り越えた。この日も3点シュートの成功率が低調な中、ゴール下でメインセらが力強く戦い続けた。2戦目まで出番のなかった荒尾が、高さで優位に立とうとする福島の攻撃を封じれば、初のベンチ入りとなった渡辺は激しい守備と3点シュートでチームにリズムをもたらした。

 仙台にとっては初めてのプレーオフホーム開催。平日のナイター試合に集まった2075人のブースターの前で準決勝進出を決めた。「あの応援が、確実に背中を押してくれた。次も絶対に勝ち切りたい」と岡田。支えてくれるブースターのためにもB1昇格をつかみ取る。(丹野大)

仙台―福島 第2クオーター、仙台・片岡(左)が果敢にシュートを狙う(庄子徳通撮影)
仙台―福島 第2クオーター、仙台・渡辺(右)がドリブルで相手ゴール下へ切れ込む(庄子徳通撮影)
河北新報のメルマガ登録はこちら

企画特集

先頭に戻る