仙台中心部の通行量回復 「GoTo」の20年と同水準の地点も

2日間の通行量の合計が最も多かったJR仙台駅の東西自由通路

 仙台商工会議所と仙台市は、市中心部で金曜日の6月3日と、日曜日の5月29日に実施した通行量調査の結果(速報)をまとめた。日曜は調査した全8地点で新型コロナウイルスの感染拡大が顕著だった前年を上回り、国の観光事業「Go To キャンペーン」などで移動が増えた2020年10月時の調査と同水準の地点もあった。ただコロナ禍前の19年比では2~3割減の場所が多かった。

 調査8地点の通行量は図、増減などは表の通り。平均は金曜が前年比0・4%増の2万9426人、日曜が19・3%増の3万8138人。感染拡大前の19年調査と比べると、金曜が26・5%減、日曜が22・2%減だった。

 金曜と日曜の合計が最も多かったのは「仙台駅・東西自由通路」で、日曜単独でもトップだった。金曜は「三滝不動尊・三原堂前」が最多。仙台商議所によると、金曜は例年行われるプロ野球東北楽天ホームゲームと調査日が重ならなかった上、雷雨があり、仙台駅から中央通のアーケードに人が流れた可能性もある。

 仙台駅に近い上位4地点の2日間の人出は、駅から離れた下位4地点の1・7倍だった。近年商業施設が集積し再開発が進む仙台駅周辺に人出が集まる傾向が続いている。

コロナ禍前には届かず

 歓楽街の青葉区国分町に近い地点の金曜午後7~8時を見ると「大井宝石店・フォーラス前」が前年比28・3%増、「ナカガワ前」が26・6%増。19年比ではそれぞれ34・7%減、29・4%減だった。人出は回復傾向にあるものの、コロナ禍前には戻り切っていない。

 仙台商議所の担当者は「金曜は悪天候だったが、それでも新型コロナの感染が沈静化していた20年10月と同程度の水準。外出のマインドは回復してきている」と話した。

 調査は1972年開始。主に毎年5月下旬の金、日曜の午前9時~午後8時に実施している。20年は新型コロナの影響で10月に行った。結果は、中心市街地活性化のための計画や事業者の店舗立地の参考資料として活用される。

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