一関学院、12年ぶり7度目夏の甲子園 鶴岡東は3年ぶり7度目

 第104回全国高校野球選手権大会の出場を懸けた地方大会は25日、各地で行われ、岩手は一関学院が盛岡中央を破り、12年ぶり7度目の切符をつかんだ。山形は鶴岡東が山形中央に競り勝ち、3年ぶり7度目の出場を決めた。

 一関学院は二回二死二塁から千葉の二塁打などで2点を先制。同点で迎えた六回は無死三塁から小野唯の中前適時打で決勝点を挙げた。投げては小野涼、寺尾の両右腕で反撃をかわし、2得点に抑えた。盛岡中央は斎藤が3失点完投するもあと一歩及ばなかった。

 鶴岡東は、一回四球と安打などで1死一、三塁とし、ボークで先制。三回は1死二塁から3連打で2点を加えた。先発の主戦小林廉は7回途中2失点の好投。1点差に詰め寄られた七回二死に登板した左腕の矢部が、走者を出さない完璧な投球で救援した。

甲子園出場を決め、歓喜に沸く一関学院の選手たち

一関学院、接戦制す

 一関学院が接戦を制し、12年ぶりの甲子園出場を決めた。四回二死、同点とされた直後に寺尾が登板。「仲間を信じて投げられた」と続く打者を三振に仕留めた。的を絞らせない投球で被安打1に抑え、流れを渡さなかった。

 相手は150キロ台の直球が武器の好投手。10三振を喫しながらも甘い球を見逃さずに放った安打は9。粘り強く好機をつくり、得点につなげた。

 チームは新型コロナウイルスの影響で甲子園大会が中止となった2年前に、独自の岩手県大会を制した。主将の小松は「守備からリズムをつくって勝利できた。2年前の先輩方の思いも背負い、甲子園で戦いたい」と話した。

山形中央-鶴岡東 7回2死から2番手で登板し、後続を断ってリードを守り優勝に貢献した鶴岡東・矢部

鶴岡東、継投決まる

 鶴岡東は継投が決まり、7度目の甲子園出場を決めた。七回、3-2と詰め寄られ、なおも2死二塁のピンチ。先発の主戦小林廉から代わった左腕矢部が後続を断ち、最後まで走者を許さなかった。

 2人とも持ち味を発揮した。小林廉は右腕から上手、横手と投げ分けて的を絞らせず、五回まで被安打1の好投。矢部は181センチの長身を生かした角度のある速球でねじ伏せた。打線が14残塁と攻めあぐねただけに、安定感が際立った。

 今大会は、2人を含む4人の投手陣が準決勝まで4戦連続で無失点。小林廉は「仲間がいるから『行けるところまで行こう』と安心して投げられた」と感謝。矢部も「救援役が合っている。甲子園でも最後を締めたい」と自分の役割に徹する。

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