クレープ愛する　ヒーロー見参　【特集】愉快痛快　ホットな店主

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　暑い。だるい。食欲がない。そんなときは元気でキャラの濃い飲食店店主に会いに行こう。気付けば店主の魅力に引き込まれて抱腹絶倒、間違いなし。おなかと心を同時に満たして暑い夏を乗り切るぞ！

＜DOLCE CREPE＞

　店主のマスク・ド・ドルチェさんは、元プロの総合格闘家。以前から甘い物が好きで、修業先のヨーロッパで出合った本場のクレープに衝撃を受けたのが第2の人生の契機になった。

　「自分でも作りたい」と、2018年6月に東京・国立で「DOLCE CREPE」を開店。2020年に閉店したものの、共通の知人を介して知り合った名取のラーメン店「麺や碁飯」3周年の企画でクレープを提供したところ好評を博し、今年7月から同店の営業終了後や休みの日に間借りスタイルで営業するようになった。

　トレードマークの覆面マスク姿は「お子さんや女性はもちろん、男性にもクレープを知って楽しんでもらえるように」という思いからだそう。一見強面だが、仕事ぶりは丁寧で口調は穏やか。そのギャップが印象的だ。

　亘理エリアのイチゴを使って手がける自家製ルビーソースをはじめ、しっとりとした食感を自ら追求した生地など口の中に入るバランスを重視する。食事系も充実しており、今は麺や碁飯とのコラボメニューを考案中だ。「多くの人にクレープの魅力を伝えるヒーローとして、依頼があればイベントにも出店したい」と意気込む。

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（河北ウイークリーせんだい 2022年7月28日号掲載）