デスク日誌(8/6):SNS

 新聞記事は書くくせに、SNS(交流サイト)やブログでの発信にはちゅうちょしてしまう。そういう自分は確実に旧人類だと自覚している。

 若手の同僚記者が最近、ツイッターを始めた。一体何をつぶやいているのか気になるので、たまにこっそりのぞく。取材のこぼれ話や地元のグルメ情報、休みの日に山登りをしたことなど、自由気ままにつづっているようだ。

 宮城県を襲った先月の記録的大雨の際は、道路が通行止めになった被害を伝え、注意を呼びかけた。復旧の見通しや断水などの生活情報も添えていた。

 「一番の利点は、見てくれた人と双方向の関係ができることですよ」。若手記者はクールに言い放った。生活者の一人として、地域の身近な情報を共有しやすいという。

 新聞の場合は確かに、情報の送り手(記者)と受け手(読者)という関係がベースにある。ネット上なら、立場を超えて互いの情報をリアルタイムで交換できるわけだ。

 「なるほど」と旧人類は訳知り顔でうなずいた。お察しの通り、意識のアップデートは進んでいない。
(気仙沼総局長 成田浩二)

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