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記者ログ(8/12):思い出のフィルム

 「捨てていい?」。古びた箱を手にした家人が尋ねた。中身は長年保管しておいた現像済みの写真フィルム。「思い出なのに」。うっかり口にして不興を買った。

 「人々は人生を共有するために写真を撮る」。米イーストマン・コダックの元社員で、世界初のデジタルカメラを開発したスティーブ・サッソン氏の言葉だ。

 写真は…

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