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河北春秋(11/6):越後の平野に、真っ赤な夕日が沈む。6歳で…

 越後の平野に、真っ赤な夕日が沈む。6歳で失明した盲目の女性旅芸人・瞽女(ごぜ)にとって、それは目が見えていた頃の最も鮮明な記憶だった。その話を聞いた画家斎藤真一(1922~94年)は、物が見え過ぎるため、絵を描く上で大切なものを忘れていたと気付く▼以来、赤に取りつかれた。本人いわく、赤というより「…

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