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記者ログ(1/11):おくりびと

 先月、秋田市で暮らす祖母が93歳で亡くなった。晩年は足腰が弱り、老人ホームで生活していた。最後に会ったのは昨年9月。新型コロナウイルス禍のため、玄関のドアを挟んでの面会だった。大きくて柔らかい手を握って話すことはできなかった。

 息を引き取る数日前、納棺師を描いた映画「おくりびと」がテレビで流れてい…

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