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デスク日誌(3/8):訂正記事

 先月9日、大船渡支局の原稿に目を通した。鎮魂のため、東日本大震災の犠牲者名をつづる住職を取り上げている。母と0歳児とみられる2人の名に接した時の様子を、住職はこう振り返る。「思わず筆が止まった」と。読んだ瞬間、12年間消そうとし続けた自身の記憶もまた鮮明になった。

 2011年5月、担当が変わり、宮…

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