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袴田事件特別抗告断念 再審制度の不備あらわに 社説(3/21)

 半世紀以上も国が背負わせてきた死刑判決とは、一体何だったのか。不服申し立てを見合わせざるを得なくなった検察のみならず、裁判所、国会もそれぞれ責任を自覚し、冤罪(えんざい)被害の根絶に取り組まなくてはなるまい。

 1966年に静岡県の一家4人が殺害された事件を巡り死刑が確定した袴田巌さんの第2次再審請…

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