先月、高校1年の息子の三者面談があった。一通りの説明後、担任が「大学で何を学ぶのか」「将来の仕事は」と矢継ぎ早に問う。気おされたのか、黙している子の隣で「10代で明確な人生設計を描くものかね」と、馬齢を重ねた記者は心の中でつぶやいた。
むつ市の恐山院代(住職代理)の南直哉(じきさい)さん(64)の…