閉じる

<会見詳報>ベガルタ仙台・佐々木知広社長が退任へ

 ベガルタ仙台の佐々木知広社長は5日、仙台市内で記者会見し、自身の退任を表明しました。佐々木氏が冒頭に語った言葉は次の通りです。

 皆さん、お集まりいただきましてありがとうございます。本日、取締役会が先ほど開催されましたが、4月25日に開催予定の定時株主総会へ付議する議案を中心に協議をいたしました。メディアの皆さまにご報告することは大きく3点あります。一つは決算の関係。それから二つ目は取締役会の規模を縮小する話。三つ目は代表取締役社長の交代の件でございます。

 まず1点目の決算の関係です。これまで1月21日の取締役会後の会見でも既にお出しして説明しておりまして、若干の数字の変動はありますが、大きく変わっているところはございませんので、サマリーだけ少し読ませていただきます。

 2大スポンサーによる大口協賛がけん引し、スポンサー収入が前期比6億4000万円の増加、2022年度最終損益は1億5400万円となり、5期ぶりの単年度黒字を確保。2022年度末の純資産額は1億8900万円ということで、大幅に債務超過を解消しています、という結論でございます。これが1点目です。

 二つ目。取締役会の規模縮小について、取締役会の機能強化と言ってよいかと思います。これは2020年の7月から9月にかけて、私が委員長を務めた経営検討委員会というのがありました。この提言の内容の中で、取締役会の機能強化というのがございまして、取締役会で十分に議論されていないのではないかということなどが問題点として挙がり、一つの方法論として取締役会の人数が多すぎるのではないかということもあってですね。債務超過を出したとはいえ、継続的な黒字経営体制を維持していくためには、不断の経営改革が必要だということで、この21名という現在の取締役の人数規模を、機動的な意思決定と、経営の監督機能が十分に発揮できる人数ということで、今回、12名の規模にしました。

 12名の内訳は常勤の取締役はこれまで通り3名の予定、社外取締役が9名ということで合計で12名です。社外取締役はこれまで18名でしたので、半分になるということでございます。

 三つ目、代表取締役社長の交代があります。4月…

関連リンク