憲法違反と指弾すべき法律の下で続いた著しい人権侵害の責任は、20年を過ぎると問われない。その当否を最大の争点にした訴訟の控訴審判決が6月1日、仙台高裁で言い渡される。
旧優生保護法を巡る国家賠償請求訴訟は全国の地、高裁に係属している。原告は強制不妊手術で家庭や子どもを持つ夢を奪われ、差別や虐待を受…