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ろう者卓球日本代表・前野選手が宮城県庁を訪問 手話で抱負「金メダルを取る」

手話で抱負を語る前野選手

 台湾で7月8日に開幕する「第1回世界ろう者ユース卓球選手権大会」に日本代表として出場する、県聴覚支援学校高等部2年の前野大斗選手(16)=大河原町=が20日、県庁を訪れ、伊藤哲也副知事に世界一を誓った。

 前野選手は、昨年11月に香川県であった全国ろう学校卓球大会のシングルスで優勝。今年2月の日本代表の最終選考会も優勝し、世界大会の切符をつかんだ。

 前野選手は9つの国と地域から約20人が集まるシングルスに出場する他、ダブルスと混合ダブルスの代表にも選ばれた。

 生まれつき耳が聞こえない前野選手は、姉の影響で中学1年の時に競技を始めた。「今まで育ててくれた家族や支えてくれた周囲の人たちへの感謝を忘れず大会に挑みたい。金メダルを取る」と手話で抱負を語った。

 伊藤副知事は「これまでの練習の成果を発揮し、優勝を勝ち取ってきてください」と激励した。

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