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<防災士記者 備えのコンパス3(9)>夏場の水難事故に備えて

 水難事故は夏場に集中します。警察庁によると、2022年7、8月の全国の水難事故の死者・行方不明者は228人(前年同期比16人増)。犠牲の場所は海と川で9割を占めます。

 海水浴場の遊泳エリアでも不測の事態は起きるので、ライフジャケットを着用すると安心です。近年はライフジャケットを貸し出す海水浴場もあります。

 川底は地形が複雑で、急に深くなったり流れが速くなったりします。転落の恐れがある場所を含め、事前に危険箇所を調べ、近づかないでください。流された帽子やサンダルを取ろうとして溺れるケースも。川でもライフジャケットを着るほか、脱げにくく滑りにくい履物を履きましょう。

 雨が降った後は川が増水したり、濁ったりしてリスクが高まります。天気にも注意し、安全第一で延期や中止の判断を。子どものそばにいて、目を離さないことも大人の役目です。(須藤宣毅)=随時掲載=

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