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白装束の担ぎ手が海へ 「浜降り神事」4年ぶり再開 宮城・山元の八重垣神社

海に入って掛け声を上げる担ぎ手たち=7月30日午後2時45分ごろ、山元町笠野地区の海岸

 東日本大震災で津波被害を受け、現地再建された宮城県山元町笠野地区の八重垣神社で7月30日、夏例祭の本祭りがあった。コロナ禍で休止していたクライマックスの浜降り神事が4年ぶりに再開され、氏子らがみこしを担いで威勢よく海に入り、海上の安全を祈願した。

 住民ら約30人が白装束で担ぎ手を務め、笠野海岸や、つばめの杜地区を「オイサ、オイサ」と掛け声を上げながら練り歩いた。

 担ぎ手の笠野地区のイチゴ農家岩佐大地さん(36)は「浜降り神事の再開を待っていた。住民の無病息災を祈った」と語った。

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