昨年8月の紙面はウクライナのヒマワリ畑の写真で何度か彩られた。ロシアの侵攻を受けて最初の夏、人々は終戦と平和の実現を国花に託した。鮮やかな黄色は個人ではあらがえない「敵」へのせめてもの抵抗の象徴。美しさと同時に妙な息苦しさも覚えた。
そんな感覚は、いわき支局に赴任していた2011年にも経験した。
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