「新入社員の『お兄さん記者』をやってほしい」。所属する経済取材班のキャップから4月、こう告げられた。入社6年目。まだまだ教えてもらう立場と思っていたのが、一気に気が引き締まった。
新人に接する上で努めてきたのは(1)話を最後まで聞く(2)ミスを繰り返さないための道筋を示す―の2点。感情的にならず、…