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<東北の本棚>古里の記憶、物語を紡ぐ

◎空からやってきた 一月銀太 著 佐伯光美 画

 今年、「第40回全国都市緑化仙台フェア」の舞台となった仙台市青葉区の青葉山公園追廻地区。戦後復興期に「町」がつくられ、最盛期に約600戸、4000人が暮らした追廻住宅で生まれ育った著者が、古里の記憶から紡いだ大人向けのファンタジーである。

 主人公は10

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「東北の本棚」は、地元にゆかりの深い著者の本、東北を舞台にした本などを紹介するコーナーです。小説、評論、ルポルタージュ、写真集、絵本など、さまざまな本を厳選して生活文化部の記者が紹介します。

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