河北抄(9/22):物理学者の寺田寅彦は、1年で最も待ち遠し…
物理学者の寺田寅彦は、1年で最も待ち遠しい季節を「夏」と言い切る。暑い盛りに軽い仕事をしてぼうっとした時の快感を、下戸ながら「陶然たる微酔の感と同様ではないか」と想像を巡らす。
夏好きの寺田は、人が嫌がる蚊も苦にしなかったようだ。「中学時代、外で読書に耽(ふけ)り、両脚を隙間なく蚊に食われて以来、…
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