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<共に歩もう 東日本大震災12年>心の空洞まだ残る 大沢伸子さん(74)

 東日本大震災の揺れの後、娘家族と一緒に高台に避難しました。ぐわーっと音がして波が迫り、村一帯の住宅が水に浮かび上がるのを見ました。「おばあちゃん、おばあちゃん」と震える小2の孫をなだめ、ぼうぜんとしました。

 夫は「家が流されるくらいなら俺も流される」と言い張り、自宅に残りました。夫が屋根に上ってい…

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