今江新監督 情熱と冷静さ、東北への温かいまなざし併せ持つ イヌワシ戦士から信頼厚く
プロ野球東北楽天の新監督に17日、今江敏晃1軍打撃コーチが就任した。2019年に東北楽天で現役を退いた後は、育成から2軍、1軍とコーチ経験を積んできた。選手からの人望は厚く、ファンも若き指揮官の手腕に大きな期待を寄せる。
選手に近い距離感で熱心に指導
今江新監督は情熱と冷静さ、そして東北への温かいまなざしを併せ持つ指導者だ。
今季途中に2軍から配置転換され、1軍打撃コーチとして初めて臨んだ5月26日の日本ハム戦。ウイニングボールを手に、にっこりと笑った。「とにかく選手に気持ちを伝え、声を出した。口がからからです」
シーズン中はベンチ前でナインを鼓舞し続けた。打撃練習では最後になることの多い安田悠馬まで入念に観察。身ぶり手ぶりを交え、近い距離感で熱心な指導を繰り返した。
試合の流れを左右するような局面では、落ち着きを忘れない。球場が大きく盛り上がる中、耳打ちで的確な助言を送る。
9月19日のソフトバンク戦は1―2で七回2死一、三塁を迎えた。一走は盗塁王を争う小深田大翔。盗塁のサインが出るかもしれない―。打席に向かう村林一輝にささやいた。
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