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能登半島地震「震災時に受けた恩、少しでも返す」仙台市水道局、職員が新潟市へ出発

 能登半島で震度7を記録した地震を受け、仙台市水道局は3日、断水が発生している新潟市に職員らと給水車、復旧に必要な資機材を派遣した。両市の水道局が結ぶ災害相互応援に関する覚書に基づく要請を受けた。期間は8日まで。

給水車、重機など12台で被災地へ

 水道局の技術職員6人と、県管工事協同組合に加盟する2社の作業員ら11人が参加した。パワーショベルを積んだトラックなど計12台に分乗して3日午前6時すぎに出発。午前中に現地に入り、損傷した水道管を修繕したり、3トン給水車で断水した地域を回ったりした。

 水道局庁舎(太白区)であった出発式で、佐藤伸治水道事業管理者は「現場には多くの困難が待ち受けていると思う。被災地の皆さまに一刻も早く清浄な水を届けられるよう、任務を果たしてほしい」と激励した。

 隊長を務める伊藤本之・東配水課長は、東日本大震災直後に新潟市水道局から応援派遣を受けた経緯に触れ「あの時の恩を少しでもお返しできるよう、いつも通り務めたい」と意気込んだ。

新潟市に向け出発する隊員

「自分たちにできることを」担当者らあいさつ要旨

 出発式でのあ…

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