閉じる

<音紡ぎ(33)>山伏とうた

 年末に1冊の本が届いた。「生きる場を求めて」と題した歌集。著者の塚田義弘氏は羽黒山の先輩山伏だ。

 十数年、山の行をご一緒したが、山を下りた里での生活ぶりはほとんど知らない。歌を詠まれること、舞踊に関わっていたことなど、切れ切れの情報があるだけ。それでも、山伏仲間には独特の連帯感が生まれる。加えて「…

関連リンク