河北春秋(2/22):猫も「先生」と持ち上げられると悪い気はし…
猫も「先生」と持ち上げられると悪い気はしない。120年ほど前の夏目漱石の出世作『吾輩は猫である』に現れた名前のない猫は、英語教師の家にすみ、隣家の三毛子から尊敬も込めて「先生」と呼ばれる。「満更(まんざら)悪い心持ちもしないから」と、はいはいと返事をする▼教師の主人はよくかんしゃくを起こす。服装に…
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