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病気で失った右手の自由、それでも 「片手だからこその響き、独特の良さがある」仙台出身のピアニスト・早坂真子さん

 軽やかに鍵盤を滑る左手から、色彩豊かな音が紡ぎ出される。東京音楽大大学院で学ぶ仙台市出身の早坂真子さん(23)は病気で右手の自由を失った。その後、左手だけで演奏するピアノ曲に出合い、「左手のピアニスト」として活動を続ける。
(生活文化部・佐藤素子)

未来を描けずにいた時の「奇跡の出会い」

 「片手だから…

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