春は「出」と「入り」で落ち付かなさや不安、華やぎが随所で交錯する。
晴れた先日、街なかを歩いていたら20歳前後か若い男性2人組が目の前を通り過ぎた。うち1人の両耳元に揺れた、シルバーの大ぶりな枠型のイヤリング。グレーのスーツと端正な風貌に映え、「ほう。美しい」と思ってしまった。
と同時に、湧き上が…