<大観音の傾き(8)>見知らぬ場所をほっつき歩きたい 山野辺太郎
大観音の入口に至る階段に、あふれるほどに人々が列をなしていた。こんなこともあるのかと、修司は珍しく感じつつ、列の最後尾に並んだ。晴天の日の午前中のことだった。若い人もいたものの、中高年が多く、男女入り交じってにぎやかに話をしている。おそらく団体客なのだろう。修司はいつでも来ることができるので、わざ…
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